プログラムを作るときの流れ
プログラミングをするときの基本的な流れは、下の図のようになります。
ソースファイルを書く
プログラムの基礎になるソースファイルを作ります。
ソースファイルのことをコードと呼び、ソースファイルを書く作業のことをコーディングと呼ぶこともあります。
プログラミングと言えば、このソースファイルを書く作業を思い浮かべるかもしれません。
ソースファイルを作るためには、いろいろな手法があります。
IDE(統合開発環境)と呼ばれるソフトを使う人もいますが、Windows標準のメモ帳を使うこともできます。
コンパイルする
ソースファイルを作成しても、そのままではプログラムを実行することはできません。
なぜなら、コンピューターは0と1の計算しか行うことができないからです。
コンピューターがプログラムを実行できるようにするために、ソースファイルを機械語に翻訳する作業が必要です。
ソースファイルを機械語に翻訳する作業を、コンパイルと言います。
IDEを使えば、ソースファイルを書く作業とコンパイルの両方を一つのソフトでできるようになります。
コンピューターで実行
「ソースファイルを作り、コンパイルも完了した!これで、プログラミングは終了や!」とはなりません。
きちんと、プログラムが正常に動作することを確認して、初めてプログラミングが終了します。
配布するプログラムでは、説明書を追加でつくる必要もあります。
用語集
コンピューター
0と1を用いて、高速な計算を行うことができる機械。
名刺サイズの小型な機械から、体育館サイズの巨大な機械まで幅広くある。
スマホ・タブレットなどの電子計算機すべてを含めて、コンピューターと呼ぶ場合もある。
このサイトでは、コンピューターと言えば、家庭用コンピューター(いわゆるパソコン)のことを指している。
プログラミング
プログラムを作るために必要な行為のすべて。
ソースファイルを作ることだけでなく、流れ図を作ることや、仕様を決める作業、プログラムの説明書を作ることもプログラミングの一種とされている。
プログラミング言語
プログラムを作るために覚えなくてはならない言語。
プログラミング言語には豊富な種類があり、得意分野が異なる。
日本語でプログラミングできるものもある。
機械語
0と1だけで表された、コンピューター専用の言語。
普通の人間には読めない。
特殊な訓練を積めば、読めるようになる…らしい。
ソースファイル
人間にとって読みやすい形のテキストデータ。
『プログラミング』と言われると、ソースファイルを書くことというイメージが大きい。
『プログラミング言語を学ぶ』ということは、『ソースファイルの作り方を学ぶ』ことである。
コンパイル
ソースファイルを機械語に翻訳して、コンピューターで実行可能にする作業。
実行ファイル
ソースファイルをコンパイルした後に作られるファイル。
コンピューターがプログラムを実行するためのファイルでもある。
プログラム
コンピューター上で動くもの。
ソースファイルを指すときもあるし、実行ファイルを指すときもある。
このサイトでは、実行ファイルのことをプログラムと呼ぶことが多い。
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