レビュー・感想

ブラウザサービスとソフトウェア(アプリ)はどっちが良い?

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最近では質の良いブラウザサービスが増えてきています。今まで知らなかったのですが、動画編集もブラウザサービスでできるようでびっくりしました。こうなってくると「ブラウザサービスですべて解決するんじゃないか?」って思ってしまいます。

この記事では、ブラウザサービスとソフトウェア(アプリ)のそれぞれのメリットを再確認します。

ブラウザサービスのメリット

ブラウザサービスのメリットとして、以下の3点が挙げられます。

オンライン上なら環境を問わない

ブラウザサービスは、インターネットに接続できる環境であれば、どのような端末やOSでも利用できます。従来のアプリケーションでは、対応する端末やOSに制限がありましたが、ブラウザサービスではそのような問題はありません。パソコンで作業していた内容を、タブレットに切り替えて続けて編集するという使い方が、ブラウザサービスならできます。
また、ブラウザサービスは常に最新版に更新されるため、ユーザーはバージョン管理やアップデートの手間を省くことができます。

パソコンを定期的に買い替えたりする人の場合、パソコンを買ってきてから最初にする作業は、作業環境の構築だと思います。ブラウザサービスですべての作業をしている場合は、最初の作業環境の構築をほとんどすることなく、作業のみに集中することができます。

ユーザーの端末の性能に依存しない

ブラウザサービスは、処理やデータの保存をクラウド上で行うため、ユーザーの端末の性能に影響されません。高性能なPCやスマートフォンが必要なアプリケーションと比べて、ブラウザサービスは低性能な端末でも快適に利用できます。また、ブラウザサービスは端末のストレージ容量を消費しないため、ユーザーはデータの管理やバックアップの心配をする必要がありません。

導入コストが低い

ブラウザサービスは、インストールや設定などの作業が不要であるため、導入コストが低く抑えられます。また、ブラウザサービスは多くの場合、月額料金制や従量課金制などの柔軟な料金体系を採用しており、ユーザーは必要な分だけ支払うことができます。従来のアプリケーションでは、購入やライセンス更新などの固定費が発生しましたが、ブラウザサービスではそのような費用を削減できます。

ソフトウェア(アプリ)のメリット

オフラインでも動作可能

インターネットに接続されていなくても、ソフトウェアは正常に動作します。これは、ソフトウェアが端末内にインストールされているためです。インターネットに依存しないことで、通信障害や電波の弱い場所でも利用できるという利点があります。

端末の機能を最大限生かせる

ソフトウェアは、端末の機能に合わせて最適化されています。例えば、カメラやマイク、GPSなどのハードウェアを活用したり、画面サイズや解像度に応じて表示を調整したりできます。また、端末の操作性や性能も考慮されており、タッチスクリーンやジェスチャー、高速な処理などを実現できます。

全てのデータを自分で管理することができる

ソフトウェアは、端末内にデータを保存します。これは、自分のデータを自分で管理することができるという意味です。例えば、データのバックアップや復元、削除や移動などを自由に行えます。また、データのセキュリティも高くなります。インターネットに接続しないことで、第三者によるデータの盗み見や改ざんなどのリスクを減らせます。

最近の傾向

Office系ソフトやゲームは、従来は端末にインストールする必要がありましたが、近年ではブラウザでできることが多くなっています。Office系ソフトでは、オンライン文書作成ツールの普及により、ブラウザ上で文書や表計算などを作成・編集・共有できるようになりました。また、クラウドストレージサービスを利用すれば、自分の端末に保存したファイルもブラウザから開けるようになります。ゲームでは、クラウドゲーミングサービスの登場により、高性能なPCやコンソールがなくても、ブラウザ上で高画質なゲームをプレイできるようになりました。これらの技術の進歩により、ブラウザサービスはOffice系ソフトやゲームの分野でも優勢になっていると言えます。

ブラウザサービスの流行が強いことの象徴的な端末が、コロナ禍のテレワーク需要Chromebookです。
Chromebookは、インターネットに接続されたときに最もパワフルになるデバイスです。Chromebookは、ブラウザベースのアプリケーションやサービスを使って、仕事や学習、娯楽などのさまざまな用途に対応できます。Chromebookは、高速で安全でシンプルなオペレーティングシステムであるChrome OSを搭載しており、常に最新の状態に保たれます。Chromebookは、クラウドストレージやオフラインモードなどの機能を利用して、オンラインでもオフラインでも作業ができます。Chromebookは、ブラウザサービスを最大限生かすことのできる人間のための端末であると言えるでしょう。

そもそも、すべてのデータを手元に保存してセキュリティ的に強い状態にしておきたいというのは、エンジニア的思考。ユーザー目線から考えると、データの所在はどうでも良くて、どんな端末からでも同じ作業ができることのほうが嬉しいでしょう。

まとめ

ブラウザサービスとアプリは、それぞれに良い点があります。しかし、今のパソコンユーザーの傾向的には、ブラウザサービスが優勢のように思えます。

もし、新しいアプリやサービスを作ろうと考えているのなら、まずはブラウザサービスで作れないか考えてみてはいかがでしょう。

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