今日は、Microsoft Officeの代わりになる無料のオフィス系ソフトウェアについて、ご紹介したいと思います。
皆さん。Microsoft Officeを使ってますか?
Microsoft Officeは、ワードやエクセルなどの文書作成や表計算などに便利なソフトウェアですが、有料でライセンスを購入しなければなりません。私はいろんなパソコンに乗り換えるのが趣味の者ですが、その結果、使うパソコンが4台くらいはストックされています。各部屋で作業できるようにデスクトップパソコンが2台。持ち歩きのノートパソコンを趣味用と仕事用で2台という風に使い分けています。しかし、Microsoft Officeをパソコンに合わせて買うだけの資金は持っていません。
そこで、Microsoft Officeと互換性があるかつ無料で使えるオフィス系ソフトウェアがあれば便利だと思いませんか?そんなソフトウェアはいくつか存在します。今回は、その中から私がおすすめする4つのソフトウェアを紹介します。
- LibreOffice
- OpenOffice
- Collabora Office
- OfficeSuite
LibreOfficeとは?
LibreOfficeとは、オープンソースで開発されている統合オフィスソフトウェアです。Microsoft Officeと同等の機能を持つフリーの製品で、Writer(ワープロ)、Calc(表計算)、Impress(プレゼンテーション)、Draw(ベクタードロー画像作成)、Base(データベース)、Math(数式エディタ)という6つのコンポーネントから構成されています。LibreOfficeは、OpenOffice.orgの後継ソフトとして2010年に発足したプロジェクトで、The Document Foundationという国際的な非営利団体が運営しています。LibreOfficeは、オープンドキュメント形式(ODF)を標準ファイル形式として採用しており、Microsoft Officeのファイル形式もインポートやエクスポートが可能です。LibreOfficeは、Windows、Mac、Linuxなどの多様なプラットフォームに対応しており、日本語を含む119の言語で利用できます。
OpenOfficeとは?
OpenOfficeとは、オープンソース方式で開発されているオフィスソフトです。2000年にサン・マイクロシステムズが立ち上げたOpenOffice.orgプロジェクトで管理され、プロジェクトにはIBM・Google・インテルなども参加していました。その後、2010年にはオラクルに引き継がれ、2011年以降はApatchが管理しています。文書作成ソフトのWriter(ライター)、表計算ソフトのCalc(カルク)、プレゼンテーションソフトのImpress(インプレス)、図形描画ソフトのDraw(ドロー)、データベースソフトのBase(ベース)を含む、無料のOffice互換ソフトです。各ソフトの機能やアイコンの配置は、Microsoft Officeと類似しており、Word・Excel・PowerPointといったMicrosoft Officeに含まれるソフトで作成したファイルを開き、編集できるのが特徴です。LibreOfficeとOpenOfficeは、元をたどれば同じプロジェクトから派生したソフトウェアであり、OpenOfficeは最も歴史が長いOffice互換ソフトのうちのひとつです 。
Collabora Officeとは?
Collabora Officeとは、LibreOfficeに基づいたオープンソースのオフィススイートです。Microsoft OfficeやGoogle Docsなどの一般的なフォーマットのドキュメントを開いたり、編集したり、保存したりすることができます。Collabora Officeは、AndroidやiOSなどのモバイルデバイスにも対応しており、インターネットに接続していなくても利用できます。Collabora Officeは、オンラインでコラボレーションするためのCollabora Onlineというサービスも提供しています。Collabora Officeは、オフィススイートの機能やユーザーインターフェイスをカスタマイズすることができるエンタープライズレディなソリューションです。Collabora Officeは、個人や小規模な組織には無料で提供されていますが、大規模な組織や商用利用には有料のライセンスが必要です。
OfficeSuiteとは?
OfficeSuiteとは、MobiSystemsが提供するオフィススイートの一種です。OfficeSuiteは、Microsoft Officeと互換性があり、WordやExcelなどのファイルを編集できます。また、PDFやメールなどの機能も備えています。OfficeSuiteには、無料版と有料版があり、機能や価格に違いがあります。OfficeSuiteは、AndroidやiOSだけでなく、WindowsやMac OS Xでも動作します。OfficeSuiteは、基本的な機能は無料で使えますが、高度な機能や大容量のクラウドストレージへのアクセスには有料のプレミアム版が必要です。
利用できる機能の表
利用できる機能の表を簡単にですが、作成してみました。ほかにも「こんな機能が強みだよ!」とか「フリーソフトならこれもおすすめ」という意見がありましたら、ぜひコメントお願いします!
LibreOffice | OpenOffice | Collabora Office | OfficeSuite | |
OSS | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ドキュメント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
表計算 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
プレゼン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
図形編集 | 〇 | 〇 | × | × |
データベース | 〇 | 〇 | 〇 | × |
メール | × | × | × | 〇 |
クラウド | × | × | Collabora Onlineの提供 | 5GBの無料ストレージ |
スマホ対応 | Androidのみ | × | 〇 | 〇 |
私が選んだのは何?その理由は?
結局私は、LibreOfficeを選びました。その理由は、
- 無料だからといって機能制限の無い、オープンソースソフトウェアが大好きだから。
オープンソースソフトウェアとプロジェクトが大好きな人間なので、プロジェクトを応援する意味も込めて利用と宣伝をします。 - Ubuntuの標準搭載はLibreOfficeだから。
ほんとにごくまれにUbuntuを使って作業することがあり得るのですが、ソフトを新しく導入しなくて済むので助かっています。 - オフィス系ソフトウェアは、スマホではそんなに使わないから。
私はスマホでの文章編集が苦手なので、スマホ対応かどうかはあまり気にしていないです。
まとめ
今回は、Microsoft Officeの代わりになる無料のオフィス系ソフトウェアを4つ紹介しました。それぞれに特徴やメリットがありますので、自分のニーズや好みに合わせて選んでみてください。私は、LibreOfficeを使っていますが、他のソフトウェアも試してみたいと思います。皆さんも、オフィス系ソフトウェアを使って素敵な文書を作ってみてくださいね。
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