How To

Clonezillaを使ったディスクイメージのバックアップ・復元

この記事は約4分で読めます。

Clonezillaというオープンソースソフトウェアを使って、ハードディスク全体をまるごとバックアップします。大まかな手順は目次を参考にしてください。

必要なもの

  • Clonezillaの起動メディアを作成するためのUSB
  • ディスクイメージを保存するためのUSB

Clonezillaを起動する

イメージのダウンロード

公式ページからisoイメージをダウンロードしてきました。

Clonezilla – Downloads

stableがいわゆる安定版なので、stableを選択。
CPU architectureはIntel製CPUでもAMD製CPUでも、amd64を選択し、file typeはisoを選択してDownloadボタンをクリク。

ダウンロードが始まります。

起動USBの作成

isoファイルを使って起動USBを作る方法やソフトは色々あります。私はいつもRufasを使って起動USBを作っているので、今回もRufusを使います。公式ページからは2種類のバージョンをダウンロードできます。普通のバージョンとPortableバージョンで使い勝手は変わらないので、好きな方をダウンロードして使えばいいと思います。

Rufus – 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます

USBから起動

USBをPCに差し込んで、PCを起動。その後、BIOS/UEFIを全力で開いて、ClonezillaがインストールされているUSBを起動順序の一番上に持ってきます。その後再起動したら、Clonezillaが起動します。

Clonezillaを使ってディスクイメージのバックアップ

画面の表示をよく読みながら作業したら、基本的には困らないと思います。バックアップイメージを保存するためのUSBの接続を求められるので、USBを事前に準備しておきましょう。保存先を間違えないように、ClonezillaをインストールしているUSBとは容量の異なるUSBを使うのがオススメです。

少しだけ操作のときにややこしくなる部分をメモ書き。

  • ディスク=HDD本体もしくはHDD全体のデータ
  • パーティション=HDDの中にあるソフトウェア的な分割領域
  • チェックボックスはスペースキーで選択することができる。

30GB程度のSSDのバックアップで20分かかるので、夜間のPCを使わない時間帯にバックアップイメージの作成をすると良いでしょう。

Clonezillaを使ってディスクイメージを復元

Clonezillaでバックアップイメージを保存したUSBをマウントし、イメージのリストア(復元)を選択すれば、バックアップイメージの通りになります。

使ってみた感想

メリット

  • ソフトウェアが無料
  • Ubuntuのディスクイメージを作成する最も簡単な方法。

デメリット

  • PCで作業をしながらバックアップを作ることができない
  • 設定周りがわかりやすいとは言えないかもしれない

デメリットの部分は、PCに詳しい人にとってはデメリットにもならないです。

使い所

例えば、ubuntuを好みの状態にカスタマイズしたイメージをバックアップしておくことで、HDDが破損してしまって交換しなければならないときに、素早くもとの状態に戻すことができます。

他にも、別の自作パソコンにubuntuをクリーンインストールする場合でも、自分専用にカスタマイズ済みのubuntuを導入することができます。

自分はNextcloudを構築済のubuntuをバックアップしてUSBに保存しています。イメージサイズは5GB程度になりました。

Clonezillaはとてもいいソフトウェアなので、たくさんの人が使用例を出してくれるといいな。

参考リンク

Clonezilla – Downloads

Rufus – 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます

Clonezilla を使った リカバリーイメージ作成手順 (Ubuntu版) – Qiita

Clonezilla その10 – ローカルディスクをリストアする – kledgeb

第121回 Clonezillaを使ってハードディスクを丸々バックアップ | gihyo.jp

Clonezillzaの使い方―LinuxやWindowsのまるごとバックアップのやり方 – The Nomura Institute of Glycosciece Blog (glycostationx.org)

コメント

タイトルとURLをコピーしました