概要
- Googleドライブのストレージ保存容量に関する警告が出たので、Nextcloudに統合しようとした
- NextcloudとGoogleとの連携が面倒そうだったので、再度自分の状況を整理した
- 写真・動画データをGoogleから削除して、Nextcloudに移動した
経緯
Googleからの警告通知
Googleドライブを久しぶりに開いてみたら、次のような警告が出ていることに気づきました。
説明を軽く読んでみると、GmailなどのGoogleアカウントに紐づいていてストレージを利用しているサービスの利用が制限されるという内容の説明が書いてありました。ドライブに保存できなくなるならまだしも、Gmailが使えなくなるのは勘弁。
Nextcloudとの統合検討
最近は個人データの保存先としてGoogleドライブを利用せずに、自宅サーバーにNextcloudをセルフホストしています。
ドメインも取得してオンラインストレージ化のための設定もしているため、GoogleドライブやOnedriveとおなじように使っています。なので、NextcloudとGoogleドライブとの統合ができれば、仮にGoogleがサーバーダウンしても(ストレージに関しては)影響を最小限にすることが可能です。
そんなことを思い立ったのでさっそく、NextcloudとGoogleドライブを統合する方法について調べてみました。方法としてはGoogleドライブのAPIキーを取得し、外部アプリとの連携という形で実装する方法があるようですが、開発者寄りの機能にアクセスする必要があり、面倒だな…となりました。
なるべく管理の手間を減らしたかったので、ほかに方法はないかを検討していました。いろいろ検討していたら、そもそも私はストレージを何で使っているのかを確認していないことに気づきました。
ストレージの意外な事実
改めて、Googleドライブのストレージを何に使っているのかを確認したところ、衝撃の事実が判明しました。
Googleドライブに保存している内容は、ほとんど写真と動画でした。そういえば最近、外出してスマホで写真撮影や動画撮影をすることが多かった気がします。その影響でドライブのストレージを圧迫していたようです。
さらに追加で判明したことですが、NextcloudとGoogleドライブの連携をしたところで、Googleフォトの内容は関係ないそうです。つまり私の環境の場合、Googleドライブから完全に撤退したところで全体の6~10%程度の改善にしかなりません。意味のない作業をする前に気づいてよかったです。
舞い降りた解決法
「じゃあダメか…Googleに課金するしかないのか…」とも思いましたが、よく考えるとNextcloudは写真と動画のバックアップをスマホ用の公式アプリから行うことができます。「じゃあもう、Googleフォトもいらないじゃん」ということで、WiFi接続時の写真・動画の自動バックアップを無効化しました。
Googleフォトを利用しなくなると、自動アルバム機能やおすすめ機能を使えなくなるのはちょっと不便かな?そこまで利用頻度が高くなかったのでまあそのうち慣れるでしょう。
Googleフォトに現在何が残っているのかわからないので、とりあえずすべてダウンロードしておきます。ダウンロードしたデータはNextcloudで保存し、中身をある程度確認出来たらGoogleフォトからすべて削除することにします。
Googleフォトのデータをすべてダウンロードする場合は、Googleデータのダウンロードという方法をとる必要があるみたいです。
Google データをダウンロードする方法 – Google アカウント ヘルプ
まとめ
Googleストレージの空き容量が少なくなってきたので、対策を行いました。
最初はNextcloudとの統合を目指していましたが、統合する必要がないことが判明し、データ移動を行うだけで作業が済みました。もし、すべてのデータの移動が完了すれば、使用中のGoogleストレージの9割近くを開放することができる見込みです。
GmailやYoutubeは使うのでGoogleアカウントが不必要なわけじゃないですが、サービスに依存しないバックアップ方法を確保しておくことは大事だなと思いました。
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