高専生のノートパソコンは非常に重要な役割を持っています。元高専生として、後悔しにくいノートパソコンの選び方をお教えいたします。
高専生と高校生
高校生より使用頻度が高い
簡単なプログラミング、毎週のレポート、同級生とのクリエイティブな面での交流など、さまざまな場面でパソコンを使う機会があります。部活の種類によっては、部活に参加するのにパソコンを持っていると便利ということもあります。
寮生活への対応
寮生活をする場合、デスクトップパソコンを持ち込むことができません。もし寮生活をするのであれば、ノートパソコンを持ち込む必要があります。
高校生は3年、高専生は5年
高専生は高校生と違い、5年間のカリキュラムがあります。そのほとんどの時間やデータをともに過ごすため、高専生のノートパソコンは相棒と言っても差し支えありません。そのため、高専生のノートパソコン選びは非常に慎重に行う必要があります。
結論構成
これが私が考えるノートパソコンの結論構成です。異論があるならコメントへどうぞ。
CPU | Windows11公式対応 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 512GB + USBストレージ |
バッテリー | 連続駆動10時間以上 |
重量 | 1kg以下 |
その他 | 給電・充電・映像出力対応のUSB-C搭載 Wi-Fi、Bluetooth対応 Webカメラ・マイク搭載 |
この条件で現在(2024年5月24日)、価格コムで検索すると、54製品がヒットします。価格は最安値でも15万円を超えており、気軽に買えるような価格ではありませんね。
それぞれの項目の選択基準
- CPU:
シミュレーションゲームやオンラインゲームをがっつりやりこむなら、CPUよりGPUのほうが必要です。しかし、ノートパソコンでGPU搭載のパソコンを購入すると、ノートパソコンの強みである携帯性が損なわれます。もし、オンラインゲームをしたいのであれば、自分でバイトなどでお金を入手し、デスクトップパソコンのための環境を整備してください。大丈夫です。高専生は部活をしなければ、思ったよりも時間に余裕があります。 - メモリ:
ゲームをしないなら、メモリも最低限でいいです。とはいえ、最近のWebブラウザやOffice系ソフトもかなりのメモリを使うので、16GBが最低ラインみたいになっています。 - ストレージ:
最低限は256GBですが、高専生はレポートや実験データの保存などでストレージ容量を多く使う傾向があります。Onedriveにアップロードするという手もありますが、いつでもネット環境に接続できるとは限らないので、最低限よりも多めに確保しておくほうが無難でしょう。 - バッテリー:
一般的に充電の持ちと性能はトレードオフの関係にあります。図書館など自室以外で作業をする場合は電源を確保できるとも限らないので、バッテリーが多いほうが安心です。 - 重量:
一般的に重量と性能もトレードオフの関係にあります。性能の高いノートパソコンを購入したい場合は重量が増えることも考えましょう。私はノートパソコンで重い製品をお勧めしません。なぜなら、ノートパソコンの性能を追求していくと、あるタイミングでノートパソコンからデスクトップパソコンに切り替わるからです。ノートパソコンには最上位の性能を求めず、携帯性に重きを置くことを重視しましょう。私は17インチサイズの大型ノートパソコンを購入し、あまりの重さに3年目で持ち歩くことを諦めました。 - その他:
その他の部分は拡張性の問題です。例えばUSB-Cの給電に対応していれば、スマホの充電器とパソコンの充電器を別で持ち歩く必要がなくなります。映像出力に対応していれば、ドッキングステーションを使ってデスクトップパソコンのように使うこともできます。Wi-Fi、Bluetoothは現行製品ならどの製品にもついていると思います。
主観で決める優先度
これは『今から高専生になって学校にノートパソコンを持っていく』として、私なら何を優先してパソコンを決めるかということです。参考になれば幸いです。
予算 >>> 超えられない壁 >>> 重量 > バッテリー > 拡張性(その他) > メモリ > CPU > ストレージ
まとめ
高専生のノートパソコンは、5年間という長い期間を一緒に戦う相棒です。慎重に吟味して納得のいくノートパソコンを選んでください。
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