Webサーバーを構築するためのミドルウェアは、ApacheやNginxなどさまざまなソフトウェアの選択肢があります。今回紹介するCaddyはGo言語で作成されているミドルウェアでApacheやNginxにはない強みがあります。ぜひ最後まで読んでください。
Caddy - The Ultimate Server with Automatic HTTPS
Caddy is a powerful, enterprise-ready, open source web server with automatic HTTPS written in Go
公式サイトのトップページには、「THE ULTIMATE SERVER」と大きく書かれています。大した自信ですね。私が個人的に気になったのは次の2点です。
- HTTPSに素早く対応可能
証明書の発行と自動更新をWebサーバー用ミドルウェアで一括管理できるのは、おそらくCaddyだけです。 - Go言語で開発されている
Go言語はGoogleの技術者によって設計された比較的新しい言語で、現在最も勢いのあるプログラミング言語のひとつです。
私はまだテストをしていませんが、Google検索できる情報をざっと見たところによると、次のデメリットが考えられそうです。
Caddyのデメリット(要検証)
Apacheより開発が盛ん
開発が盛んなことはいい側面だけではなく、悪い側面もあります。よくある悪い面が「リリースされている最新版と検索で出る情報の整合性がない」ことです。公式マニュアルが完全に整備されていればよいのですが、開発の早いコミュニティではマニュアルの整備が追い付いていないイメージです。
Nginxより情報が少ない
私が、Caddyについて知ったのはつい最近(2024年3月13日現在)です。Caddyについてのエラーが発生した場合に、有効な情報を得られない可能性があります。
まとめ
CaddyはGo言語で開発された、新しいWebサーバー用ミドルウェアです。ApacheやNginxほど有名ではないですが、Webサーバーを運用するために便利な機能が組み込まれているので、ぜひ利用を検討してみてください!
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